現役医師のリアルな悩み、解決します!キャリアコンサルタントが答えるQ&A集【医局・転職・キャリアパス】

現役医師のリアルな悩み、解決します! キャリアコンサルタントが答えるQ&A集 【医局・転職・キャリアパス】 キャリアプランニング

こんにちは!「医師のキャリア相談所」運営者のbatao(ばたお)です。

今回は、皆さんが抱えやすいキャリアの疑問の中から、特に多い3つの質問に、私の経験と実績を基に具体的に回答していきます。

「キャリアプランはこのままでいいのか。」
「転職を検討し始めているけれど進め方に悩んでいる。」
「医局のスムーズな退局について。」
といった悩みについて私なりの回答をお伝えします。

一人で抱え込まず、ぜひ次のステップへ踏み出すヒントを見つけてください。

この記事を書いた人
医師のキャリア相談所

元医師専門の紹介会社勤務。7年間で300名以上の先生方とキャリア面談を実施し約50人の転職サポートを実施。国家資格キャリアコンサルタント取得。趣味は料理。MBTI診断は建築家(INTJ)。先生方がいきいき働いて日本の医療がもっともっと良くなるような情報発信をしていきます。

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Q1:医師のキャリアパス|専門分野の迷いと働き方の選択肢

わかば先生
わかば先生

「現在の専門分野でキャリアを積んでいますが、このままで良いのか迷っています。特に、ワークライフバランスの改善や、将来的な給与・待遇への不安を感じています。専門を変えるべきか、今の分野で働き方を変えるべきか、どのように判断すれば良いでしょうか?」

batao(ばたお)
batao(ばたお)

まずはあなたにとっての優先順位を整理しましょう!あなたにとって心地よい働き方がみつかるはずです。

多くの医師が、キャリアの途中で一度はこのような悩みに直面しますよね。
私自身、これまで多くの先生方のキャリア面談に携わってきました。
その中で、皆さんが共通して抱えるテーマの一つだと感じています。

まず何よりも、あなたにとって今一番大切にしたいことは何なのか見つめ直してみましょう。
場合によっては、「なぜ医師になったのか」という原点に立ち返って振り返ってみるのも良いかもしれません。

もし、今の職場のワークライフバランスや待遇が、あなたが心地よく働くことを妨げているような状況であれば、まずは具体的な行動を検討する時期かもしれません。

次に取るべきステップ:情報収集と自己分析

焦って決断する必要はありません。まずは、以下のステップで情報収集と自己分析を進めることをお勧めします。

周囲に相談する

信頼できる先輩医師や同僚、あるいはご家族に、率直な気持ちを話してみましょう。意外なヒントが得られることがあります。

転職市場の情報収集

今より良い働き方が実現可能かどうか、転職市場の動向を調べてみるのは非常に有効です。
今の専門分野で、ワークライフバランスや待遇が良い求人があるのか?
あるいは、専門分野を変えることで、どのような選択肢が広がるのか?
私の経験上、医師専門の紹介会社を利用すると、公開されていない非公開求人や、具体的な働き方の情報にアクセスしやすくなりますよ。

自身の優先順位を明確にする

情報収集をする際は、ただ漠然と情報を集めるのではなく、「自身が働く上で何を最も重視したいのか」という優先度を明確に整理することをお勧めします。

例えば、「給与は少々下がっても、当直がない環境を最優先したい」のか、
「専門性をさらに高めたいが、残業時間は月に〇時間以内に抑えたい」のか、
具体的な希望をリストアップし、今の職場と比較できるようにすると、より効果的に判断できます。

私の経験から言えるのは、多くの場合ご自身で考えている以上に多様な働き方やキャリアパスが存在するということです。

どのような選択肢があるのかを体系的に知りたい場合は、こちらの『医師のキャリアパス完全ガイド』もぜひ参考にしてください。


まずは情報収集から始めてみてください。それが、次のステップへ進むための第一歩になります。

Q2:医師の転職準備|情報収集と紹介会社の賢い選び方

てんき先生
てんき先生

「転職を検討し始めたのですが、どのように情報収集を進めれば良いでしょうか?特に、非公開求人の探し方や、自分に合った紹介会社の選び方が知りたいです。」

batao(ばたお)
batao(ばたお)

まずは転職の軸を明確にしていきましょう!そのうえで自分の考えに併せて提案してくれる紹介会社を見つけましょう!

転職を検討し始めた段階での情報収集は、非常に重要かつ、多くの方が迷うポイントです。
闇雲に求人を探し始めてしまうと、自分にとって本当に良い求人が何なのか、ぼやけてしまうことがあります。

まず最初にすべきことは、ご自身の「転職の軸」となる大まかな条件を、自分の中で具体的に設定することです。
この「軸」が明確な方ほど、スムーズに納得のいく転職を実現されています。

1. 転職の軸を明確にする

最低限、以下の項目について考えてみましょう。

なぜ転職を検討しようと思ったのか

明確な理由付けは、後の判断基準になります。

転職するとしたらいつなのか

具体的な時期が見えると、逆算して計画を立てやすくなります。

どの地域で働きたいのか

ライフスタイルに直結する重要な要素です。

週何日働きたいのか

ワークライフバランスを重視するなら必須の条件です。

どれくらいの収入が欲しいのか

希望収入額を設定することで、求人選定の基準ができます。

その他こだわりたいこと

例)
・当直なし
・専門性に特化した働き方
・特定の医療技術を習得できる環境
・子育て支援の充実
・医局の人事異動に左右されない働き方 など

これらの条件を具体的にすることで、情報収集の効率が格段に上がります。

2. 非公開求人の探し方と紹介会社の活用術

ご自身の条件が整理できたら、いよいよ具体的な情報収集です。特に「非公開求人」は、一般には出回らない貴重な情報源となります。

個人的なツテをたどる

人脈がある場合は有効ですが、現職に転職意図がバレるリスクも考慮が必要です。

医師専門の紹介会社を利用する

最も効率的かつ安全な方法です。

私自身、元医師専門の紹介会社出身ということもあり、非公開求人の重要性は肌で感じています。
多くの優良な求人は、特定の紹介会社に依頼され、一般公開されないケースもあります。
また、現職に転職を考えていることがバレたくない場合も、紹介会社を介することで安心して情報収集ができます。

3. 自分に合った紹介会社の選び方

紹介会社選びは、転職成功の鍵を握ると言っても過言ではありません。経験上、以下のポイントを重視することをおすすめします。

複数社に登録する

まずは2~3社に登録し、比較検討しましょう。各社が持つ求人のラインナップや、担当者の質を見極めることができます。

担当者との相性を重視する

実際に担当者と面談し、ご自身の話に耳を傾け、親身になってくれるかどうかを見極めることが重要です。
一方的に求人を押し付けてくるような担当者は避けましょう。

登録時のポイント

1.「情報収集目的である」ことを明確に伝えましょう。
2.「なぜ転職を検討し始めたのか」という大まかな理由と、「おおよその希望(例:勤務地、働き方、年収など)」を具体的に伝えてください。
3.その上で、あなたの話を聞き、希望に沿った求人を提案してくれる担当者とやり取りを続けるのがおすすめです。

紹介会社は単なる求人紹介の窓口ではありません。
転職市場のプロとして、あなたのキャリアに関する具体的なアドバイスや、条件交渉のサポートもしてくれます。
ぜひ、あなたの「パートナー」として信頼できる担当者を見つけてください。

信頼できるパートナーを見つけ、その価値を最大限に引き出すためには、元コンサルタントが教える『転職エージェントの賢い活用術』を知っておくことが成功への近道です。

Q3:医師の退局|人間関係の不安を乗り越えキャリアを円満に

みらい先生
みらい先生

医局を辞めたいと考えていますが、人間関係が悪くなることや、その後のキャリアへの影響が心配です。どのように医局と向き合い、スムーズに次のステップへ進むことができますか?

batao(ばたお)
batao(ばたお)

まずは他の先生がどんなふうに辞める段取りをしていったのかの情報収集。そして誠意を持って調整を進めていきましょう。

この質問も、本当に多くの先生方からご相談いただきます。医局との関係は、医師のキャリアにおいて非常に大きなウェイトを占める問題ですよね。
私自身、転職のをお手伝いしてきた中で、この退局問題に直面した先生方を数多く見てきました。

まず、最も大切なことは、焦らず、計画的に準備を進めることです。

1. 徹底的なリサーチと情報収集

医局の退局への難易度はその医局のカラーや風土、その時の上司の先生などによっても千差万別です。
そのため医局を円満に退局するための第一歩は、情報収集です。

同僚の退職事例をリサーチする

他の同僚の先生方がどのように退職したのか、いつ頃退職の意向を伝え、いつ承認されたのかなど、具体的なプロセスをしっかりとリサーチしましょう。

退職経験者からのヒアリング

もし連絡が取れる間柄の先生がいれば、実際に医局を辞められた方に話を聞いてみるのも非常に有効です。
彼らの経験談は、あなたの不安を軽減し、具体的な行動計画を立てる上で大きなヒントになります。

その上で、退職までの期間に余裕を持って話を進めることが重要です。
一般的には、半年から1年前には意思を伝えるのが理想的とされています。

具体的な退職交渉の進め方や、トラブルを避けるためのポイントについては、こちらの『後悔しないための退職術』で詳しく解説しています。

2. 人間関係とキャリアへの影響について

「人間関係が悪くなるのでは」「キャリアに影響が出るのでは」という心配は、当然のことだと思います。
医師の世界は確かに狭く、学会などで顔を合わせることもあるかもしれません。

しかし、冷静に考えてみてください。
大学医局にずっと所属されてきた先生方は気づきにくいかもしれませんが、日本の医師が勤務する職場の大多数は民間の医療機関です。
また、現在は一部の診療科を除き、都市部では医局の影響力が以前ほど強くないのが現状です。

私の経験から断言できますが、医局を抜けたからといって、あなたのキャリアが閉ざされることは、よほどのことがない限りまずありません。
むしろ、医局の外にも多様な選択肢が広がっています。

3. スムーズな退局と次のステップへ

最後に、スムーズに次のステップへ進むための要点です。
何よりも、誠意を持って退局の意思をはっきりと伝えましょう。

「話しにくい」「嫌われるのが怖い」と感じるかもしれません。
しかし、一番大切なのはあなたの人生です。
医局を辞めると決めたなら、覚悟を持ってください。
まずは今できることをやりきり、後腐れなく次に進む準備をしましょう。

医局への感謝は大切です。それでも、自分のキャリアと人生を最優先する勇気を持ってください。
それが結果的に、双方にとって最良の道となります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回取り上げた3つの質問は、多くの先生方が抱える共通の悩みだと感じています。一人で抱え込まず、まずは情報収集から始めてみること。
そして必要であれば、私のようなキャリアコンサルタントを頼ってみることも、あなたのキャリアを拓く大きな一歩となるでしょう。

『医師のキャリア相談所』では、これからも先生方のキャリア形成に役立つ情報を発信していきます。
もし、今回解決できなかった疑問や、さらに深掘りしたいテーマがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
あなたの理想のキャリア実現を、全力でサポートさせていただきます。

batao(ばたお)
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