【医師の転職】WEB面接でおさえるべきポイントと対策!

【医師の転職】WEB面接で おさえるべきポイントと対策! 転職活動の進め方

こんにちは!「医師のキャリア相談所」のbatao(ばたお)です。

新型コロナ禍を経て対面が原則の医療現場も、オンラインツールが積極的に導入されてきています。
そして近年、採用活動におけるWEB面接(オンライン面接)の存在感はますます高まっています。

以前は都市部から離れた求人に応募する際、多忙な医師のスケジュールを考慮して一部で導入される程度でしした。
今や多くの医療機関が、当たり前のように医師の面接方法にWEB面接を取り入れてきています。

「医師のWEB面接って対面と何が違うの?」と不安を感じる先生方もいらっしゃるかもしれません。WEB面接には独特のポイントがあります。
それらを事前に知り、しっかりと対策を講じることで、あなたの魅力を効果的に伝え、応募先の情報もえることが可能です。

この記事では、医師専門の人材紹介会社での勤務経験をふまえて、WEB面接を成功させるための具体的な準備から実践、そして見られているポイントまでを解説します。

Web面接は転職活動の重要なステップの一つです。まずは転職活動全体の流れを把握しておきましょう。


この記事を書いた人
医師のキャリア相談所

元医師専門の紹介会社勤務。7年間で300名以上の先生方とキャリア面談を実施し約50人の転職サポートを実施。国家資格キャリアコンサルタント取得。趣味は料理。MBTI診断は建築家(INTJ)。先生方がいきいき働いて日本の医療がもっともっと良くなるような情報発信をしていきます。

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1. WEB面接ができるメリット

オンラインでのコミュニケーションツールもともとありましたが、新型コロナの流行期を経て非接触のコミュニケーションツールとしてWEB面談ツールがより見直され格段に普及しました。

そのメリットには、主に以下のような理由が挙げられます。

利便性の高さと時間の有効活用

多忙な医師にとって、遠隔地への移動時間や交通費の削減は大きなメリットです。例えば、勤務後にすぐに自宅から面接に参加できるため、効率的に転職活動を進められます。

日程調整の柔軟性

医療機関側も、医師の変則的な勤務体系に合わせて面接日程を調整しやすくなります。これにより、双方にとって最適な時間を見つけやすくなりました。

地理的な障壁の解消

地方の医療機関にとっては、全国各地の医師にアプローチできる機会が増え、多様な人材確保に繋がっています。
Uターン・Iターン転職を検討する医師にとっても、現地に出向く前に情報を得られる貴重な機会となっています。

採用効率の向上

医療機関側も、書類選考後の初期面接をWEBで行うことで、より多くの候補者と効率的に接点を持つことが可能になりました。

一方で、WEB面接ならではのデメリットや難しさも理解しておく必要があります。
画面越しでは、お互いの非言語情報(雰囲気、熱意、細かな表情の変化など)が伝わりにくくなる傾向があります。
また、通信環境の安定性や、面接を受ける自宅の環境整備も課題となることがあります。

これらの特性を踏まえた上で、次にWEB面接ならではの準備について見ていきましょう。


2. 【準備編】WEB面接成功のカギは「事前準備」!

一般的な面接でも準備はもちろん必要ですが、それに加えてWEB面接を行う場合、特に環境面にも気を使う必要があります。
当日に慌てないよう、以下のポイントを必ず確認しておきましょう。

環境整備のポイント

静かで明るい場所の確保

生活音が入らない静かな場所を選びましょう。
照明は顔を明るく照らすように調整し、逆光にならないよう注意してください。
顔が暗いと表情が見えづらくなり、印象を損ねる可能性があります。

背景はシンプルに

散らかった部屋やプライベートなものが映り込む背景は避け、無地に近い壁やシンプルなカーテンの前など、すっきりとした場所を選びましょう。
バーチャル背景を使用するのも効果的ですが、面接の場ですのでカジュアルすぎないシンプルな背景を選びましょう。
その際、服や肌の色と同系色のものは避けるようにしましょう。
個人的には証明写真によく使われるような、オフホワイトや青系統がおすすめです。

Webカメラ・マイク・照明の準備と確認

PC内蔵のものでも問題ありませんが、可能であれば外付けのWebカメラやマイクを使用すると、よりクリアな音声と映像を提供できます。
事前にきちんと動作するかテストを行いましょう。

安定したインターネット環境

面接中に回線が途切れるのは致命的です。事前に接続テストを本番と同じ環境で行うようにしましょう。

充電の確認

使用するPCやタブレット、スマートフォンは給電できるようにしておきましょう。
面接中にバッテリー切れしてしまう、という最悪の事態は避けなければなりません。

見た目の印象アップ

服装・髪型・メイク(清潔感重視)

対面面接と同様に、スーツやジャケットなど、フォーマルで清潔感のある服装を選びましょう。
上半身しか映らないとはいえ、全身をきちんと整えることで気持ちが引き締まります。
診療の合間でスーツ等フォーマルな服装の用意が難しいこともあるでしょう。
そういった場合は、白衣やケーシー等でも問題ないか事前に面接先や紹介会社に確認するようにしましょう。

Web面接の服装については、こちらの『面接の服装マニュアル』で詳しく解説しています。

カメラ目線の意識

画面の中の相手の顔を見るだけでなく、時折Webカメラのレンズに視線を送ることを意識しましょう。
これにより、相手とアイコンタクトを取っているような印象を与えやすくなります。
見ている側からすると以外と画面に集中していないなということはわかるものです。
できるだけキョロキョロといろいろなところを見ないようにしましょう。

ツールの事前確認

使用ツールのダウンロードと動作確認

面接で使用するツール(Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなど)は、必要であれば事前にPCやスマートフォンにダウンロードし、アカウントを作成しておきましょう。
可能であれば、実際に音声や映像が問題なく伝わるかテストすることをおすすめします。

アカウント名の設定

表示されるアカウント名が本名になっているか確認しましょう。
ニックネームや不適切な名前のままだと、ビジネスシーンにふさわしくないと判断されてしまう場合もあります。


3. 【実践編】好印象を与えるWEB面接の受け答えと立ち居振る舞い

万全の準備をしても、いざ面接となると緊張するもの。
しかし、いくつかのポイントを押さえることで、あなたの魅力を最大限に引き出すことができます。

「いつもの」自己紹介・志望動機に一工夫

端的に、かつ熱意が伝わる話し方

自己紹介や志望動機は、WEB面接では特に簡潔にまとめることが重要です。
要点を押さえ、あなたの強みやその医療機関で働きたいという熱意が、限られた時間でもしっかりと伝わるように準備しましょう。

対面よりも少し大きめの声とゆっくりとした話速

画面越しだと、普段の声量や話速では聞き取りづらいことがあります。
普段より少し大きめの声で、はっきりと、そしてゆっくりめに話すことを意識してください。
話の区切りで間を取ることも効果的です。

質問への効果的な回答方法

PREP法(Point, Reason, Example, Point)の活用

質問に答える際は、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→再度結論(Point)」の順で話すと、論理的で分かりやすくなります。特にWEB面接では、質問意図を正確に汲み取り、的確に回答することが重要です。質問を理解しきれていないと感じたら、「〇〇ということですか?」と確認するのも良いでしょう。

具体的なエピソードを交える重要性

経験を問われる質問では、具体的なエピソードを交えることで、あなたの話に説得力が増し、人柄も伝わりやすくなります。
数字や具体的な成果を盛り込むと、さらに良い印象を与えられます。

非言語コミュニケーションの意識

WEB面接では、対面とは異なり「非言語情報」が伝わりにくいという特性があります。だからこそ、意識的に表現することが重要です。

笑顔、頷き、アイコンタクト(レンズを見る)

終始真顔で話すのではなく、適度な笑顔や、相手の話を聞く際の頷きを意識しましょう。
これにより、話を聞いているというサインを明確に送ることができます。
そして、前述の通り、時折Webカメラのレンズに視線を送ることで、相手と目が合っているような印象を与えられます。

ジェスチャーは控えめに

大きすぎる身振り手振りは、画面越しでは落ち着きのない印象を与える場合もあります。
自然な範囲で、言葉を補足する程度のジェスチャーに留めましょう。

画面越しでの信頼構築

オンライン診療と同様に、WEB面接でも画面越しの信頼構築が非常に重要です。
声のトーン、話し方、表情、そして聞き方を通じて、あなたの誠実さや人柄を伝えることを意識してください。
相手が話し終わってから話し始めるなど、会話のリズムも意識すると良いでしょう。

トラブル発生時の冷静な対応

音声が途切れた、画面がフリーズしたなどの対処法

予期せぬ通信トラブルが発生することもあります。
そのような場合は焦らず、「すみません、少し音声が途切れてしまいました」などと正直に伝え、相手の指示を仰ぎましょう。
パニックにならず、冷静に対応できる姿勢は、トラブル対応能力の高さを示すことにも繋がります。

予備手段の確認

万が一の場合に備え、予備のデバイスでもすぐ接続できるよう用意しておきましょう。スマートフォンのテザリングなど、別のインターネット接続手段を用意しておくと安心です。

逆質問で熱意をアピール

面接で必ず聞かれる「何か質問はありますか?」は、あなたの熱意と関心を示す絶好の機会です。

事前に質問を複数用意する

ホームページを熟読したり、人材紹介会社から得た情報を元に、具体的に知りたいことや、入職後の働き方をイメージできるような質問を2〜3つ用意しておきましょう。

入職への意欲を示す質問

「具体的な業務内容についての深堀り」や「活躍されている先生方はどんな先生か」といった、前向きで入職後の働き方を想定するための意欲が感じられる質問は好印象を与えます。
ただし、調べればわかるような質問や、待遇面ばかりの質問は避けましょう。

自分一人での対策に不安があれば、転職エージェントに模擬面接を依頼するのも有効な手段です。


4. 【重要】WEB面接で見られているポイントとは?

WEB面接では、採用担当者が応募者のどのような点に注目しているのでしょうか。対面面接と共通する評価軸に加え、WEBならではの「見られているポイント」が存在します。

ITリテラシーと順応性

「指定されたWEB会議ツールを問題なく操作できるか。」「事前に接続テストを行う。」など、基本的なITリテラシーや新しい環境への順応性が見られています。
これは、今後の医療現場でオンラインツールを活用する場面が増えることを考慮すると、重要なスキルとみなされます。

環境構築力

面接に集中できる静かで明るい環境を自分で整えられるか、背景に余計なものが映り込んでいないかなど、配慮できるかどうかが見られています。
プロフェッショナルとしての準備能力や周囲への配慮が問われます。

コミュニケーション能力

画面越しでも円滑なコミュニケーションが取れるかどうかが最も重要です。
具体的には、表情の豊かさ、声のトーン、話すスピード、目線の配り方などが、対面以上に意識されます。
相手の言葉に相槌を打つタイミングや、質問の意図を正確に理解し、簡潔に返答する力も求められます。
オンライン診療など、今後オンラインでの患者対応も増える可能性があるため、こうしたスキルは高く評価されます。


5. 面接後のフォローアップ

WEB面接が終わったからといって、すべてが終わりではありません。
最後のフォローアップまで丁寧に行うことで、あなたの熱意と誠実さを伝えることができます。

お礼メールの送付

直接応募の際は面接後、できるだけ早く(当日中〜翌日までには)お礼のメールを送りましょう。
面接の機会をいただいたことへの感謝と、面接を通じて入職への意欲がさらに高まった旨などを簡潔に伝えます。
これにより、丁寧な印象を与えることができます。

人材紹介会社への報告とフィードバック

もし人材紹介会社を利用している場合は、面接後すぐに面接の印象を報告しましょう。
面接官の反応や、自身の感触、質問内容などを具体的に伝えることで、今後の選考や次のステップへのアドバイスを得られます。

その後のアクションについて

医療の現場は「対面」が基本です。 オンライン面接だけで内定が出る場合でも、実際に働くイメージを具体化するために、できる限り現地見学も検討しましょう。

WEB面接では伝わりにくい職場の雰囲気、スタッフの方々の活気、実際に使用する医療機器や設備、通勤経路などを、自身の目で見て、肌で感じることは非常に重要です。

  • 実際に勤務する先生方と話す機会があれば、リアルな声を聞くことができます。
  • 休憩室や更衣室、食堂など、普段の環境を見ることで、働く上での快適さも確認できます。
  • 万が一、入職後にミスマッチを防ぐためにも、現地見学は極めて有効な手段です。

採用側も、意欲の高い候補者からの現地見学の申し出は歓迎することがほとんどです。
WEB面接での印象を、現地見学で再確認することで、理想の転職がぐっと近づくでしょう。


6. まとめ:WEB面接を乗り越え、理想のキャリアを実現しよう

ここまで、医師のWEB面接を成功させるための準備、実践、そして見られているポイントについて解説してきました。

WEB面接は、医療という対面が基本の現場において、効率的で新しい働き方を可能にするツールとして広く普及してきています。
しかし、その特性を理解し、事前準備を怠らず、画面越しでのコミュニケーションを意識することで、対面面接と同等、あるいはそれ以上の好印象を与えることが可能です。

  • 環境を整え、見た目も万全に: 周囲の環境を整え、清潔感を意識しましょう。
  • 話し方や表情を工夫: 画面越しでも伝わるよう、声のトーンや表情、目線を意識してください。
  • WEBならではの見られているポイントを意識ITリテラシーや環境構築力も評価対象です。
  • 面接後も油断しない: お礼と、何よりも現地見学を通じて、最終的な確認をしましょう。

WEB面接のポイントを押さえれば、あなたの理想とする医療機関への扉が開かれます。この記事が、先生方の転職活動の一助となれば幸いです。自信を持って挑戦し、理想のキャリアを実現されることを心から応援しています!

batao(ばたお)

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