こんにちは!医師のキャリア相談所のbatao(ばたお)です。
「先生のキャリアを第一に考えています」
転職エージェントとの面談で、誰もが一度は耳にする言葉かもしれません。
もちろん、その言葉に嘘はありません。
しかし、私自身、エージェントとしてこの言葉を口にするたびに、あるジレンマを抱えていました。
それは、「医師のキャリア成功を心から願う気持ち」と、「自分の生活のためには、一定数の方に転職を決めていただかなければならない」という現実との間で揺れ動く、偽らざる本音です。
転職エージェントは、先生のキャリアの成功を願うパートナーであると同時に、医療機関から得る紹介手数料で成り立つビジネスパーソンでもあります。
この構造を理解することが、エージェントを「賢く活用する」ための第一歩です。
この記事では、そんな業界の「建前」と「本音」の裏側を、元・中の人だからこそ語れる視点で徹底的に解説していきます。
私が「医師専門エージェント」の門を叩き、そして去った理由
私がなぜこのテーマを語れるのか。その背景と信頼性の証として、まず私自身の個人的なストーリーをお話しさせてください。
私が医師専門の転職エージェントという仕事を選び、そこで何を感じ、何を想い、そしてなぜこの業界を去る決断をしたのか。その経験が、この記事の根幹を成しています。
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多くの医師が知らない、転職エージェント側の「真実」
多くの先生方が「医師は売り手市場だから、転職は簡単だろう」と考えていらっしゃるかもしれません。また、「入職後の手厚いアフターサービス」を期待されているかもしれません。
しかし、エージェント側の視点から見ると、そこにはあまり語られることのない「現実」が存在します。業界の常識と思われていることの裏側を解説します。
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エージェントが面談で本当に見ていること、考えていること
医師との面談の場で、私たちエージェントが経歴やスキルと同じくらい、いえ、それ以上に注視しているポイントがあります。
それは、先生のお話に「一貫性」があるかどうかです。
特に、「なぜ転職したいのか(転職理由)」と「何を叶えたいのか(希望条件)」という2つの要素が、しっかりと紐づいているかを注意深く見ています。
例えば、「専門性を高めたい」という転職理由をお持ちの先生が、「給与と勤務地の利便性を最優先にしたい」という希望条件を話された場合、私たちは「先生が本当に解決したい課題は何だろう?」と、より慎重にヒアリングを進めることになります。
決してそれが悪いわけではありません。
しかし、転職理由があいまいで、希望条件がその時々の気分で揺れ動いてしまう方は、転職活動が長引く傾向にあるのも事実です。
逆に、ご自身のキャリアに対する考えが明確で、転職理由と希望条件に一本の筋が通っている先生は、私たちエージェントも心から信頼し、全力でサポートしたくなるものです。
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【要注意】元エージェントだからわかる「あぶない求人」と「残念な実例」
求人票の条件だけを見ていると、どれも魅力的に見えてしまうかもしれません。しかし、長年この業界にいると、「おや?」と引っかかる、特有のサインが見えてきます。
特に、以下のような求人には注意が必要です。
掲載されている情報が極端に少ない
なぜ、他の求人と同じように詳細な情報を載せないのでしょうか?
募集理由が「増員」など、あいまいな表現になっている
前任者はなぜ辞めたのか、隠された背景があるのかもしれません。
地域の相場と比べて、明らかに給与などの条件が良すぎる
「うまい話には裏がある」とはよく言ったもので、過酷な労働環境や特殊な事情を抱えている可能性があります。
これらは、私が特に注意して見ていたポイントの一部です。具体的な見極め方や、実際に私が遭遇した残念な実例については、以下の記事で詳しく解説しています。
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それでも、転職エージェントをうまく活用すべき理由
ここまで業界の裏側や厳しい現実をお伝えしてきましたが、もちろん、転職エージェントが先生のキャリアにとって大きな価値を発揮する場面は数多くあります。重要なのは、その価値を正しく理解し、適切な場面で活用することです。では、具体的にどのような悩みを抱えているときにエージェントは真価を発揮するのでしょうか。
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まとめ:エージェントを「信じる」のではなく「使いこなす」という思考法
転職エージェントは、魔法の杖ではありません。しかし、その仕組みや本音を理解した上で、主体的に「使いこなす」パートナーとして捉えることで、これ以上なく頼もしい存在となります。
この記事で解説した「裏側」を知ることは、決してエージェントを疑うためではありません。先生ご自身が転職活動の主導権を握り、後悔しないキャリアを歩むために必要な「知識武装」なのです。
この情報が、先生の賢い転職活動の一助となれば幸いです。
batao(ばたお)
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