【女性医師へ】子育てとキャリア、諦めないために知るべき「両立の戦略」

【女性医師へ】子育てとキャリア、諦めないために知るべき「両立の戦略」 働き方の選択肢

こんにちは!「医師のキャリア相談所」のbatao(ばたお)です。

紹介会社勤務時代にも特に多くご相談頂いた、女性医師の子育てとキャリアの両立についてです。
多くの女性医師の先生方が直面する、そして非常にデリケートなテーマである「子育てとキャリアの両立」について深掘りしていきたいと思います。

医師の子育てとキャリアの両立はなぜこんなにも難しいのか:自分らしい両立のしかたを見つける|医師のキャリア相談所/batao(ばたお)
こんにちは!「医師のキャリア相談所」のbatao(ばたお)です。 「専門医取得に向けて頑張らなければならない」 「でも、子どもの成長も見逃したくない」 「周りに迷惑はかけられないし、キャリアも諦めたくない」 これまでキャリアと子育ての狭間で...

医師という専門職は、高い専門性と責任が伴う分、勤務時間や体力的な負担も大きいのが現実です。
そんな中で出産・育児というライフイベントを迎えることは、キャリアに大きな影響を与える可能性があります。

「キャリアを諦めたくないけれど、子育ても大切にしたい」「今の職場で両立できるのか不安」――そんな悩みを抱える女性医師の先生方のために、賢く両立するための戦略をお伝えします。

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この記事を書いた人
医師のキャリア相談所

元医師専門の紹介会社勤務。7年間で300名以上の先生方とキャリア面談を実施し約50人の転職サポートを実施。国家資格キャリアコンサルタント取得。趣味は料理。MBTI診断は建築家(INTJ)。先生方がいきいき働いて日本の医療がもっともっと良くなるような情報発信をしていきます。

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1. 今の職場が「子育てに理解のある環境か」を徹底的に見極める

まず、最も重要なことは、現在勤務している職場が、子育て中の医師に対してどれだけ理解があり、サポート体制が整っているかを徹底的に見極めることです。

周囲の医師の働き方

実際に子育て中の女性医師や、配偶者が子育て中の男性医師が、どのような働き方をしているかを確認しましょう。時短勤務、定時退勤、急な休みへの対応など、具体的な実態を見てください。

育休・時短勤務制度の利用実績

制度があるだけでなく、実際に利用されているか、利用者が不利益を被っていないか(評価が下がる、キャリアが停滞するなど)が重要です。制度はあっても「空気的に取りにくい」という職場も少なくありません。

協力体制と理解度

急な子どもの発熱などで休まざるを得ない時に、周囲の理解が得られるか、業務をカバーし合える協力体制があるかを確認しましょう。トップ層や管理職が子育てへの理解を示しているかも重要なポイントです。

当直・オンコールの免除や調整

子育て期間中は、夜間や休日の勤務が大きな負担になります。その調整が可能か、代替要員は確保されているかを確認しましょう。

制度があっても運用が伴わない職場は残念ながら存在します。「うちの病院は子育てに理解がある」という言葉だけでなく、「具体的な行動や実績」があるかを冷静に判断してください。

2. 育休・時短勤務は「子育てを理由にした離職を防ぐ」重要な制度

「育休を取ったらキャリアが遅れる」「時短勤務では十分な経験が積めないのでは」と不安に感じるかもしれません。もちろん、一時的に臨床経験のペースが落ちる可能性は否定できません。しかし、これらの制度は、子育てを理由に優秀な医師がキャリアを諦め、離職してしまうことを防ぐための、非常に重要なセーフティネットです。もし今の職場で取得が可能な環境が整っているのであれば活用することも検討しましょう。

キャリア継続の足がかり

短時間勤務や育休は、完全にキャリアを中断するのではなく、緩やかに継続していくための橋渡しとなります。再開時にスムーズに復帰できる基盤を維持できます。

スキル維持と情報収集

完全なブランクではなく、週数日でも臨床に触れることで、医療知識やスキルの錆つきを防ぎ、復帰への不安を軽減できます。また、子育て中の情報収集の場としても機能します。

メンタルヘルス

無理にフルタイムで働き続けたり、完全に仕事を離れてしまったりするよりも、育休や時短勤務を柔軟に活用することで、心身の負担を軽減し、精神的な安定を保つことができます。

これらの制度を積極的に活用することは、決して「逃げ」ではありません。医師としてのキャリアを長期的に継続するための戦略的な選択なのです。国や病院が用意した制度を最大限に活用し、無理のないペースで仕事と子育てに向き合うことが、結果的にあなたの医師人生を豊かにします。

3. 理解のない環境なら、子どもが生まれる前の「戦略的転職」も視野に

もし、現在の職場が子育てへの理解に乏しく、制度の利用実績も乏しい、あるいは「制度はあっても取りにくい雰囲気」が根強く残っていると感じるなら、子どもが生まれる前に転職を検討することも、非常に有効な戦略となります。

妊娠・出産後の転職の難しさ

出産後、あるいは子育て中に「やっぱり今の職場じゃ無理」と感じてから転職活動を始めるのは、非常にハードルが高くなります。体力的な問題に加え、子どもの預け先探しや急な体調不良対応など、時間的制約も増します。

内定のハードル

妊娠中や産後すぐに転職活動をする場合、受け入れ側の医療機関は「すぐに産休・育休に入るのか」「子どもの病気で休むことが多いのではないか」といった懸念を抱く可能性があり、内定に至りにくくなるケースもあります。

希望条件の明確化

子育てを視野に入れた働き方を早い段階で検討することで、転職先に求める条件(時短勤務の実績、協力体制、当直免除、通勤時間など)が明確になり、より効率的に職場を探せます。

もちろん、妊娠中や産後に転職活動を成功させている先生もたくさんいらっしゃいます。しかし、時間的・精神的な余裕があるうちに、「育児への理解がある職場へ移る」という選択肢を先行して行動に移すことは、将来の自分を助ける賢い選択と言えるでしょう。

4. キャリアを重視するなら、お金をかけても「子育て支援サービス」を利用すべき

「医師としてバリバリ働きたい」「専門性を諦めたくない」というキャリア志向が強い女性医師の方々にとって、育児との両立はより複雑な課題となるでしょう。
そうした場合は、躊躇せず、お金をかけてでも外部の「子育て支援サービス」を積極的に利用することを強くおすすめします。

ベビーシッター・病児保育

急な残業や当直、子どもの発熱など、予期せぬ事態に対応してくれるベビーシッターや病児保育サービスは、仕事の継続性を確保する上で不可欠です。
高額に感じるかもしれませんが、あなたのキャリアが停滞したり、離職するリスクを考えれば、先行投資として捉えるべきです。

家事代行サービス

医師としての仕事で疲れている中で、家事に時間を取られるのは大きな負担です。家事代行サービスを利用することで、家事の負担を軽減し、ご自身の休息時間や、お子さんと過ごす時間、あるいは勉強の時間に充てることができます。

ファミリーサポートやNPO法人などの地域サービス

地域の自治体やNPO法人が提供する子育て支援サービスは、比較的安価で利用できる場合があります。地域の情報を積極的に集め、活用しましょう。

パートナーや家族との連携

最も身近な支援者であるパートナーや家族との役割分担、協力体制は極めて重要です。家事育児の分担について、具体的に話し合い、必要であれば外部サービスを導入する前提で予算を組むことも検討しましょう。

キャリアを重視するなら、ご自身が全てを抱え込む必要はありません。「人に頼る」こと、そして「お金で時間を買う」ことに罪悪感を感じる必要はないのです。外部の力を借りることで、精神的な余裕が生まれ、結果的に仕事のパフォーマンス向上にも繋がります。


まとめ:子育てとキャリアは「戦略」で両立できる

今回は、女性医師の先生方が子育てとキャリアを両立させるための戦略についてお話ししました。

「両立」は決して簡単な道ではありません。急に予定と変わってしまうということも多々あるかと思います。しかし、職場の状況を見極め、利用できる制度やサービスを最大限に活用し、必要であれば転職も視野に入れることであなたの理想とするキャリアと子育ての両方を諦めない道きっと開けます。

このブログでは、今後も皆さんのキャリア形成に役立つ様々な情報をお届けしていきます。もし、子育てとキャリアの両立について具体的な悩みや質問があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

あなたの医師としての人生が、仕事もプライベートも充実したものとなるよう、心から応援しています。

batao(ばたお)
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